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■為替取引を実際に始める前に<上>
唐突ですが、「麻雀(マージャン)」というゲームがあります。他の例えが見つからないこともありますが、為替取引というあまり慣れない金融商品をマージャンの例え話を交えながら始めの心構えのようなことをざっくりとお話いたします。あれもこれも大変そうに見える為替取引ですが、いくつかに分けてアプローチしてみてみればきっと考え易くなるのでは、と思います。
(1)何事も先ずはルールから
麻雀に限らず経験をしたことがないゲームを始める時、殆どの方はまずルールを覚えますね。為替取引でも同じことが言えますが、私がこの事業に従事し始めてから一貫して思う事は、初めて為替取引という「ゲーム」に参加される割にはこのルールさえもきちんと把握されないままいきなり取引を始める投資家が多いというです。これではゲームに勝つ事はおろか、訳が解らぬまま大切な資金を減らしてしまいます。まず、『為替取引』と『証拠金制度』というルールをきちんと把握しましょう。そうすればゲームに勝つ為にはどんな条件で取引をする事が有利なのか、どのような事が反則なのか、ましてや“絶対”などありえないことが見えてくるはずです。
例えば、ユーロ/カナダで30万ユーロを取引して相場が有利に500ポイント動いた時、一体幾ら儲かるのか・・・直ぐにわからない人はルールを勉強し直す必要があります。レバレッジ倍率が50倍なのと競馬の馬券が50倍では意味が違うことを理解していますか?スワップ金利が年利何十%などと言う場合何に対して何十%なのでしょうか?ルールを理解し四則計算ができさえすれば、これらは簡単に理解できます。
(2)ルールの把握は為替からの自衛
ルールを把握していないということは、麻雀で言えば「役」(役とはゲームで勝つ為に必要な基本的な「手」のパターン。簡単な形は点数が低く、難しい又は自分が何をやっているのか相手に簡単にばれてしまう形は点数が高くなり、リスク・リターンが上手く盛り込まれています)を3つぐらいしか覚えないで雀荘へ一人で出向くようなものです。幸運だけで1度くらいは勝てるかもしれませんが、ルールを知らないということは相手が例え点数の低い役で勝っていたとしてもその役を知らなければ高い点数を支払わされていたとしてもいつ気付くことができるでしょうか?他の役を目指した方が確率も点数も上がるのに、知らないが為に遠回りをして安い点数を目指している事だって往々にしてあるでしょう。そしてゲームが終了する時にはプロの打ち手にボロボロされることくらいは目に見えています。
為替は麻雀とは違い、厳密に取引サービスを提供している会社であれば寄ってたかって一個人が集中攻撃をされる事はまずあり得ないことです。しかし、ルールを把握することで収益から色々なコストを差し引かれるようなハイリスク・ローリターンを押し付けられている環境での取引なのかどうかを嗅ぎ分けることくらいは出来るようになれると思います。
(2004年1月15日)
出典:FOREXPRESS「オンラインの潮流」(C)2003-2008 2008年6月22日筆者改訂版次のコラムへ
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